
ボールを投げる・ける
やわらかいボールを、投げたり、けったりする遊びです。家の中でも、公園でもできます。歩くのに慣れてきた1歳半ごろから、転がす遊びの次に始めやすい遊びです。うまく投げることより、ボールを追いかけて行ったり来たりすることを楽しみます。
- 目安の月齢
- 1歳6か月からごろ
- 用意するもの
- やわらかいボール(布やウレタン。子どもの口に入らない大きさ)
- 洗濯かごや段ボール箱(的にする。なくてもよい)
やり方
11mくらい離れて向かい合います。大人が下から、ふわっと投げて見せます。
2子どもが投げたり、けったりしたら、大人が取りに行って返します。
3慣れたら、洗濯かごや箱を的にして入れてみます。距離は少しずつのばします。
- 4
終わったら、ボールを一緒にかごへ片づけます。
月齢ごとの変え方
1歳半ごろ
両手で前に押し出す、足元に落とすような投げ方から。けるのは、止まったボールに足を当てるところから始めます。大人はすぐ近くで。
2歳ごろ
上から投げる、走ってけるなど、動きが大きくなります。家の中なら家具を寄せて、広い所で。母子健康手帳の2歳の記録には「走ることができますか。」という質問があります。
3歳ごろから
的あて・ボウリング・転がってきたボールをけるなど、決まりのある遊びに。順番を交代して遊びます。
うまくいかないとき
ボールを持ったまま歩き回る
持って運ぶのも遊びのうちです。かごに「入れて」と頼んで、入れる・落とす遊びから始めてみます。
物や人に向かって投げる
やわらかいボールだけを「投げていいもの」にします。ほかの物は「ボールじゃないから投げないよ」と、短く同じ言葉で伝えます。
すぐ飽きてしまう
的を変えてみます(箱・かご・積んだ紙コップ)。大人が大げさに取りに行くと、追いかけっこになって続きやすくなります。
気をつけること
- 3歳のこどもの口の直径はおよそ4cm(トイレットペーパーの芯くらい)。それより小さい物は飲み込むおそれがある。6mm〜2cmのおもちゃは特に気道をふさぎやすい。出典:赤ちゃんやこどもを誤飲・窒息事故から守る!万一のときの対処法は?(政府広報オンライン、2024年8月)
- 転んで家具の角に顔や頭をぶつけることがある。角の丸い家具やクッションテープで工夫する。出典:こどもの事故防止ハンドブック 挟む・切る・その他の事故(こども家庭庁)
- 外では、車道や駐車場の近くで遊ばない。転がったボールを追って飛び出さないよう、大人が道路側に立つ。
関係する発達の目安
こども家庭庁の調査から計算
- ひとり歩き:半数ができるのは1歳1か月、9割は1歳4か月ごろ
この遊びに使えるおもちゃ・絵本
よくある質問
ボール遊びは何歳からできますか?
転がす遊びなら、おすわりができるころから。投げる・けるは、ひとり歩きに慣れてきた1歳半ごろからが目安です。こども家庭庁の調査(令和5年乳幼児身体発育調査)では、ひとり歩きができる子は1歳1〜2か月未満で55.3%、1歳4〜5か月未満で96.9%でした。
家の中でしても大丈夫ですか?
布やウレタンのやわらかいボールなら、家の中でも遊べます。テレビ・窓・照明の近くは避けて、角のある家具は寄せるかカバーをつけます。
どんなボールを選べばいいですか?
子どもの口に入らない大きさで、当たっても痛くない、やわらかいものを。小さいボールやスーパーボールは使いません。
1回に何分くらい?
5〜10分くらいから。よく動くので、汗をかいたら水分をとって休みます。





